生物多様性条約30by30ってなに?
一発目から海じゃない話題を取り上げるのはどうかと思いましたが、これは海も含まれているということで取り上げてみました。
生物多様性条約とは、生物多様性をすべての生物の間に違いがあることと定義し、生態系の多様性、種間(種)の多様性、種内(遺伝子)の多様性という3つのレベルでの多様性を定義しています。
とりあえず「生物たくさんいるから守ろうぜ」って話に聞こえますが、実はそうじゃなくて人間からみて生物の多様性が保たれていることは色々と役に立つんで守ろうぜって言ってるんですよね。
動物、魚好きとしては「それって、どうなの?」って思うけど、条約としてはそう定義されてます。
それで守れんの?って話なんですけど、一度我々は失敗しています。
2010年にCBD COP10という国際会議で、「2012年から2020年までは、生物多様性に取り組む期間にしよう!」ってことで、いろんな目標を掲げたんですけど、結局一割程度しか達成できなかったんですよね。。。⤵️
そこで新たな取り組みの一つが、30by30っていうのなんですけど、これは2030年までに陸と管轄水域の合わせて30%を生態系保護区もしくは生態系保護に資する区域(OECM)にしようよっていう世界的な約束です。
2020年までの取り組みで一度失敗している私たちですが、なぜ失敗したか、どう進めれば達成できるかについて少なからず学んだわけなんですね。(しかもCOP10は日本が議長国だったしね、頑張らなきゃって尚更思ったのかも!?)
日本には国立公園や、里海を利用していこうとしていますが、もっともっと自然と融和した生活を目指さなければならないということかもしれません。